どうでもいいこと

2008年6月 7日 (土)

映画みたい!

 映画ファンとはしようがないもので、夢中になりすぎると、夢うつつの境が分からなくなる。

 小学校のころ、雨が降ると奇声を発しながら水たまりにスライディングする同級生がいた。
 十数年後の同窓会で訳をたずねたら、テレビで『七人の侍』を親父に見せられショックを受け、菊千代がヒーローになっていたから、とのことだった。

 20代の頃のガールフレンドに筋金入りの映画ファンがいた。古典から最新作までまんべんなく観ていた。無口で落ち着いた性格で、とくにこだわりのある作品もなく、『たそがれの維納』『ブルグ劇場』のオーストリアはウィリー・フォルストが比較的ごひいきという、大変趣味のよい女性でもあった。
 ある日、彼女の家でぼや騒ぎがあり、消防車も出動した。彼女の父親はさる大学の助教授で、焼けずにすんだものの書斎の数千冊の蔵書も水をかぶった。
 彼女が帰宅すると、父親が足もとまで水につかりながら、泣きそうな顔で蔵書をひとつづつ拾っていた。初めは、父親に同情し手伝っていた彼女だが、そのうち夕陽が書斎いっぱいにさしてきた。いまだ天井からポタポタと滴り落ちる雫が、夕陽にキラキラひかるのを見た彼女、満面の笑みで、
 「わあー、タルコフスキーみたい!」と、歓声をあげた。
 これまで娘に大声さえ出したことのなかった父親が、即座に意味を理解したのか、いきなり娘にビンタしてしまったそうな。

 映画ファンは、気をつけましょう。

 

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2008年2月15日 (金)

おすぎさんのソーセージづくり またはYodogawa Daughters

 去年のお話。朝7時半ころ、出勤のしたくをしていたら、
 「おすぎさんがソーセージをつくります!」とテレビから聴こえた。
 どうも意味深な台詞。なんでも筑後川の上流の街でソーセージづくりに挑戦すると云う。
 おすぎさん、しかるべき太さに作りながら、
 「わたし興奮してきちゃった!」
 ぶっとびました。
 すると、満面笑みのおすぎさんスタジオに、
 「先輩、どうですか?」
 先輩って誰だと、観れば、
 福岡翼さんが
 「おじょうずですよ!」
 ときた。

 おすぎさんは、ローカルでは実にリラックスして見える。
 7、8年前に、こんなこともあった。
 午前中のローカルバラエティ。
 『エクソシスト:ディレクターズカットバージョン』(傑作!)の紹介で、1974年『エクソシスト』公開当時、かけだしの映画評論家だったころの失敗談を披露。
 「神父さんのセイスイ(聖水)をセイエキ(漢字では書けません、あしからず)って云っちゃったのよ!」
 しつこいですが、午前中の番組です。
 おそるべし、Yodogawa Daughters!  淀川長治さんのって、ことです。

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